大阪府 工期 / 50日
城壁を彷彿とさせる新和風スタイル
和風建築とお聞きしていましたが、建物の設計図を拝見し、和風でも武家屋敷風であったために、外構を城郭のイメージで、門を大手門風に提案し、建物との融合を図りました。
建物を外構で消すことに留意すると、芝に大きな敷地でありながら、道路の接続部分が極端に狭いため、
アプローチを広く見せる工夫として、入り口から敷地奥まで高塀を設け、奥行き感を増長させました。
夜は照明を両サイドに配し、道路からの導入を誘っています。
石垣の中に大手門を組み入れた形で、城郭のイメージをより一層引き出しています。
また、大手門脇の石垣にアールをつけ、硬くして厳しい雰囲気を和らげました。
夜間の演出として石垣の中に照明を組み込み、灯篭が立ち並んでいるイメージを醸し出しました。
アプローチ階段の大版石の中をくりぬき、そこにつくばいと筧を設けて和風の雰囲気作りを行っています。
昔ながらの城郭ではなく、近代的な雰囲気も取り入れた新和風です。